【たびログ】東北一周!青春18きっぷひとり旅 〜4日目〜
おはようございます。夏帆です。
5日目の朝です。
なんだか感慨深い気持ちになりました。
そんな最終日、どんな1日になるのか…、私も楽しみです。
では、4日目いきましょう!なんだか面白い1日でしたよ。
【8月24日 木曜日】
ゲストハウスなのでアラームをかけられず、バイブにして就寝。
バイブがなる前に起床。やるじゃん私。
ルートがざっくりとしか決まっていなかったので、
あっちこっちとにらめっこしてやっと決定。
(というのも新潟から東京までは接続待ち1時間半を入れても5時間半で着いちゃうので、どう遠回りして楽しむのかが鍵なのです。)
決定する頃にはチェックアウトの時間も迫っていて、
バタバタと準備します。(これまたすっぴん)
と、ここで少し話を戻しますね。
実は2泊目のお宿をドタバタと出発する時に、野菜ジュース缶を戴いていました。
ちなみにここもご夫婦でなさっているお宿でした。
ただ、冷やされていないものだったので手が進まず…開けていなかったんです。
今日も飲まないだろうな…と思い、
迷惑であろうことを承知の上でゲストハウスのオーナーさんに
「前のお宿で戴いたんですけど飲めないので良かったら、」とお渡ししました。
この野菜ジュース、
飲まないだろうし捨てよう、と一度コンビニのゴミ箱の口まで持って行ったんです。
手を離す寸前で思いとどまりました。
誰か必要な人に届けばいい。いらないと決めつけて私が捨てる必要ない。
そう思えたのは、「行ってらっしゃい」と見送ってくださった
お宿のご夫婦の姿が頭をよぎったからでした。
不思議ですよね、お出迎えとお見送りしかしていただいてないのに、
ご夫婦のおかげで行動が変わったんです。
人の力って、言葉の力って、本当に強いんだと思います。
もしBOOK INNのオーナーさんが飲んでくれなかったとしても、
どうか捨てられることなく誰かに必要とされ手渡されてほしい。
そう思っています。
さて。
4日目に私が選んだのは、
新潟を縦断してから群馬の方へ行くルート。
越後線の電車に乗り込んだら早速お宿の手配を………
空いてない。
いや…、空いてたとしても
高い。
夏休み期間中の木曜日、平日も後半に入ってきて確かに旅行者も増えますよね…。
今回夏に18きっぷ旅をするにあたって懸念点だったのが
「夏休み期間中であること=宿が見つからない、宿泊費が高い」だったんですが、
見事にそれを食らってしまいました。
で、少し歩いた場所にやっとこさ旅館を見つけたのでそこに予約。
とそんなことをしていると終点の吉田駅へ到着。
改札を出てふと駅の地図を見てみると、ある一角に ラテコーヒー の文字が。
カフェかな?とググってみると、やっぱりカフェでした。
しかもとっても雰囲気が良さげ。
次の電車まで1時間、お昼ご飯でも食べようとそのカフェへ向かいました。
歩いて5分ほどで到着。
Latte Coffee(https://latte-coffee.jimdo.com/)さん。
お店へ入り、クラブサンドとアイスのカフェラテを頼みました。
(ナポリタンが人気みたいでした)
十種の穀物パンのクラブサンドはもちろんですが、
カフェラテがとっても美味しかった!!!
キッズスペースもあったりして。
なんだかご縁があるのか、ここのお店もご夫婦で営んでいらっしゃるんです。
帰り際に「ご旅行ですか?」と一声かけてくださったので、
「そうなんです、ひとり旅で」と少しお話をしました。
「ごちそうさまでした」と言ってお店を出ようとすると、
「お気をつけて。
ご縁があったら、またどうぞ。」
と。
えええええええええってなりません?!
めっちゃ素敵!
「ご縁があったら」ってとっても素敵!!!!!
これはその時の言い方・話し方によるところもとっても大きいと思うんですが、
今回届けてもらった言葉には、
「あなたとのまたのご縁をお待ちしておりますね」
って意味が含まれてると思うんです。
それも、旅の道中に接続待ちでふらっと寄った、そんな人に向けて。
2日目にタクシーで乗り合いになったおじさんに
私が名前も連絡先も聞かなかったのは、
あの出会いを「旅のご縁」だと思っていたからです。
偶然出会った、偶然が偶然を呼んだ「出会い」は
またいつかどこかで会えるかもしれない「ご縁」にしておきたかったんです。
それをこんな形で言葉にしてもらえるとは、思ってもみませんでした。
なんだかとってもとっても沁みて。
「ご縁があったらまたどうぞ、か。」
と駅までの道で何度も呟いていました。
さて、駅に戻るともう電車が来ていました。
青のラインが可愛い電車です。
で、面白かったのがこのドア。
……自分で開けるのね!!!要は手動ね!!!
ひとりでクスクス笑いながら写真を撮りました。変質者だったかも。
到着。青い。
商店街があったのでそこをぶらぶら。
……んっ?セブンおっきくない?!
イトー◯ーカドーでした。
そっか、「セブン&アイ〜♪」のiってイトー◯ーカドーのiか。
駅からは海水浴場まで歩いて20分だったんですが、
接続待ちの電車は30分後…。ここであえなく断念。引き戻します。
ピントがほんのちょっと一部分しか合ってないボケボケの写真が最近好きなんですよね、すいません。
ほんっといい天気でした。
で、信越本線の電車に乗り込み出発。柏崎駅からの車窓はずっとこんな感じです。
車窓ガン見して写真撮り続けるから、地元の人からすると何が目新しいのか全くわからないですよね、きっと。笑
でも惹きつけられるものがありました。
そして長岡駅へ到着〜。いや、快晴だ。
ここはちょっとしか滞在できなかったので駅舎だけ…。
途中1時間の接続待ちで降りた駅が、越後湯沢駅。
スキーが盛んなところ、かつ駅も高いところにあるので、なんだかもう見える景色が全然違う。
歩いて10分ほどの滝沢公園というところに行って来ましたよ。
川のせせらぎって耳にとっても心地いいですよね。
この川の奥に不動滝と呼ばれる滝があるそうなんですが、
道路整備中で行けませんでした…。
裏道を歩いていたらこんなものも見つけましたよ。
TOKYO行き…。(カラオケ店)
これぞぶらりの本質、といった感じ。
ニヤニヤしながら写真に収めました(変質者)。
この上越線上り、実は乗り鉄にはとっても有名なところなんだそう。
山岳地帯の急勾配緩和のために作られたループ線が存在するんです。
(くるっと回ってるとこ↓)
しかもそのループ線に乗れるのは上り線(東京方面)だけで、なんとループの入口から出口が見えるそうで。
この上越線、実は新線が作られていて、下り線は地下トンネルを通って行きます。
(モグラ駅とも呼ばれる土合駅があり、下りホームに486段の階段を降りなければならないことで有名。)
そりゃ乗り鉄さんたちも興奮しますよね。
もう電車の中がソワソワそわそわ。
きちんと調べたらとっても珍しい路線でした。なんて偶然。楽しい。
(こんなこと乗り鉄さんに言おうもんなら怒られるでしょうね…)
しまいには車掌さんが確認するために提示する切符は、
みんなこれでもかと青春18きっぷ。
なんだかおかしくってニコニコしてました。
そんなこんなで、前橋駅へ到着。
これまた雰囲気のいいおばあちゃまがやっていらっしゃる旅館でした。
「よかったね、お隣さんも女性の方だから安心よ〜〜。」と。
その心遣いがとっても嬉しい。
いろんなことがぎゅぎゅっと詰まった1日、今日もよく眠れそうです。