なつのことば(本編)

等身大のわたしが綴る、等身大の毎日たち。

【たびログ】東北一周!青春18きっぷひとり旅 〜2日目〜

 

さて。連投になってしまいますが2日目の旅道中です。

いやぁ、2日目、濃かったです。

 

ではどうぞ。

 

【8月22日 火曜日】

7時起床。

着替えることも化粧を落としてもいないことに苦笑しながらシャワー。

 

少しゆったりと身だしなみを整えて、

今日のうちに広島のたびログをアップしておこうとパソコンをカチカチ。

 

アップ後、時刻表を確認。次の電車は9時10分。

 

「あ。」

 

9時10分でした。

 

おっと、先にお伝えしておきますね。

今日の計画はこうでした。

 

10:20 盛岡駅発〈いわて銀河鉄道線

11:37 金田一温泉駅着、接続待ちで温泉へ

13:14 金田一温泉

13:45 八戸駅

13:57 八戸駅発〈青い森鉄道線

15:29 青森駅

15:38 青森駅発〈奥羽本線

16:18 弘前駅

17:30 弘前駅

19:59 秋田駅

 

いやこれ、なかなか完璧だったんですよ。

そう、過去形なんですけどね。

 

 

 

 

【事件簿その① 盛岡】

 

まず、10時20分の電車に乗り遅れます。笑

線が違うので改札が違ったんですね。

 

で、温泉を諦めれば11:19発で良いことがわかり変更。

お腹も空いていたので盛岡そばを食べました。

11時15分ごろ改札へ行き、切符を見せます。

 

すると。

 

「どちらまで行かれます?」

「青森を通って秋田です。」

「あ〜、盛岡から八戸までは18きっぷが使えないんですよ。八戸から青森までは使えるんですけど…。」

「……???あの…どうすれば…?」

「盛岡から八戸までの切符を買って乗ってもらうか…、田沢湖線なら18きっぷが使えるので…。ただ次が14時22分なんで…」

「はあ…。」

「もしくは花輪線ですね、盛岡から好摩(こうま)まで650円で銀河鉄道線の切符を買っていただいて、好摩からの花輪線18きっぷが使えますので終点の大館(おおだて)で乗り換えて秋田まで行けます。大館行きは13時48分発です。」

「……はい(ダメだわからん)。」

 

まあひとまずこの会話で分かったのは、

・切符を追加で買わないと18きっぷが使えない

・いずれにせよ待ち時間がめっちゃある

ということ。

 

で、電車の時間も迫っていたので

銀河鉄道線っていくらなんだろう…と思って見てみると、

 

盛岡〜八戸 3040円

 

(…え。待って。)

 

 

八戸まで行きたいのは山々なんです、山々なんですけど。

青春18きっぷって、1日あたりの交通費は2370円

それを軽く超えてきたわけですね。

 

ひとまず落ち着こう、あの電車に乗るのはやめようとカフェに入って検討。

 

結果どうしたかと言いますと。

 

 

青森へ行くことを諦めました。

 

とっても心残りだったんですが、何せ私には3000円という金額が

とても大きく見えたんですね。このときは。

 

 

で、改ルートがこちら。

 

13:48 盛岡駅発〈いわて銀河鉄道線、650円〉

14:14 好摩駅通過

17:03 大館駅

18:13 大館駅

19:59 秋田駅

 

秋田到着時間を変えずに済んだわけです。

これで行こう!と少し盛岡駅の周りをぐるっとぶらっとして、

13時48分の電車を待ちました。

 

【事件簿その② 大雨】

 

無事電車に乗り込んで、「これで秋田まで行ける…」とホッとした私。

車窓を眺めて、小説を読んで過ごしました。

 

ちなみに盛岡から大館までの区間は、十和田八幡平色彩ラインという名前がついているんです。

森の中を通ったり、田んぼの中を突っ切ったりととっても綺麗。

 

それからびっくりしたのは、天気の移り変わりの早さ。

あっという間に晴れて、あっという間に雨が降り出します。

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そういえば森の中を走っている時に鹿を見て一人で興奮しました。笑

この辺りまでは良かったんです。順調でした。

 

 

でも。ある時アナウンスが入ります。

弘前方面が大雨のため電車が遅れて運行しております。…」

 

大館で乗り換えられなかったらどうしよう?

秋田まで着けなかったらどうしよう?

宿代は?宿泊場所は?

 

一気に頭に疑問符が沸きあがりました。

 

ただ、接続待ちに1時間もあることを考えると、

そんなに焦ることではありませんでした。

 

ということで気長に気ままに電車に乗っていました。

 

 

結局電車は、15分ほど遅れて駅へ着きました。

 

上りの弘前行きは雨の影響で大幅な遅れが出ていて、

代替としてバスの措置が取られていました。

駅員さんに聞くと「秋田行きに影響はない」とのこと。

大館駅で乗り換えて、秋田まで行けば今日の旅はおしまいです。

 

比内地鶏の鶏めしが駅弁グランプリを取ったことがあるらしく、

お弁当をひとつ買いました。

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【事件簿その③ 18きっぷ

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大館発の電車は18時13分発。

街をぶらっとして写真を撮り終えた私は、駅へ戻ります。

するとバタバタと騒がしい駅員さんたち。

 

嫌な予感が頭をよぎります。

 

こういうのって、なんでか当たりますね。

 

「秋田行きは大雨により弘前からの到着時刻が未定となっており、目処が立っておりません。…」

 

秋田行きの最終電車は、20時過ぎ。2時間後でした。

2時間後に大雨が止んでいる保証なんて、誰にもできっこありません。

どうしたらいいのか、分からなくなっていました。

 

15分ほどして、駅員さんたちがぞろぞろ。

どこへ行く予定なのかを乗客一人ずつに聞き、タクシーやバスでの代替運行が決まりました。

 

私は乗り合いタクシーに乗ることが決まり、一安心。

 

したのもつかの間…

 

 

そう、18きっぷって緊急対応の措置対象外なんですね。

知りませんでした。

 

「20時発の秋田行き列車を待つか…秋田までの切符代1940円を払っていただいてタクシーにお乗りになるか…ですね…」

 

こう駅員さんに言われて、あなたならどうしますか?

 

 

 

私が出した答えは、タクシーで帰ることでした。

確かに、銀河鉄道線の3000円は出さなかったのに、って感じですよね。笑

 

理由をつけるとするなら、きっととっても疲れていたんだと思います。

とっても単純ですが、多分それくらいのそんな理由です。

 

今朝から思うように行かなくて、なかなか疲れていたんでしょうね。

まさかの車移動で、18きっぷの使い方らしくないことをしてしまいましたが…、

まぁ、そんな旅もありでしょう。笑

 

何はともあれ、予定より30分遅くなっただけで無事秋田に着きました。

秋田駅、とっても綺麗です。

また明日写真でもあげますね♪

 

 

にしても、

銀河鉄道線に乗るなら必要だった3000円

好摩駅までの切符代と秋田駅までの切符代で合わせて2500円

 

なんだか、世の中うまくできてますよね。

 

 

【不運が連れてきてくれる、しあわせなご縁】

 

そういえば、一緒にタクシーに乗ろうとした人の中に、私と同じように青春18きっぷを持っていたお兄さんが一人いました。

お兄さんの選択は「20時の列車を待つ」。

無事秋田に着くことができたかなあ。

「お気をつけて。」と私に声をかけてくれたことは忘れません。

 

お兄さんも、お気をつけて。

 

 

それから、タクシーで秋田駅まで送ってくれたおじいちゃんと、相乗りになったおじさん。

こてこての方言で聞き取れないこともあったけど(笑)、

私が福岡から来てるってことを話すと、秋田や明日向かう山形のことをたくさん教えてくれました。

 

おじいさんはタクシー会社に勤めて48年、75歳のすごく元気な方。

車のこと、タクシーのこと、働くことが本当に好きみたいだった。

これからもどうか、ずっとずっとお元気で。

 

おじさんは、3人息子のお父さん。

息子さんたちが小さい時は、毎年10日間くらいキャンピングカーで全国を回っていたんだそう。福岡のとんこつラーメンがとっても美味しかったと笑顔で話してくれた。

それから山形出身の方だったのもあって、山形へ行くことを話すととっても嬉しそうだった。3番目の息子さんは大学2年生で、今四国でお遍路さんをしているんだとか。

無事元気で秋田へ帰りつくことができますように。

 

 

これこそ、人との縁だと思う。

 

大雨が降らなければ、電車が止まらなければ、話すことも目を合わせることも、すれ違うことすらなかったかもしれない人。

 

いろんな偶然と、不運とも捉えてしまう出来事とが導いてくれたご縁。

 

あえて、お名前は聞きませんでした。

いつか、どこかで、また。

 

きっと。

 

 

いろんなことがあった1日だったけれど、

なんだかとってもあったかい気持ちになって宿に着いたのでした。

 

 

 

それから。

こんな風にひとまとめにする言い方はよくないかもしれないけれど、

東北に住んでいる人たちって、皆、自然と共生していると思う。

自然の力強さをちゃんと知っていると思う。

 

大雨で電車が来ない事態になったとき、

駅員さんを責める人は誰一人としていなかった。

 

どうすることもできない天災を、きちんと受け入れていて、

人間にできること(バスに乗る、迎えに来てもらう、待つ)をしていた。

 

誰も、人のせいになんてしていなかった。

 

尊敬に値する、本当にすごいことだと思う。

 

生活を営むために必要な大自然の影響を受けやすいからかもしれないし、

いつもそばに大自然があるからかもしれないし、

曖昧にしか分からないけれど、

とにかく、自然と一緒に生きているからじゃないかな、と。

 

 

そんなことを、うつらうつらと考えている2日目の夜です。