なつのことば(本編)

等身大のわたしが綴る、等身大の毎日たち。

ちいさいからこそおおきいもの。

 

こんばんは。なんだかお久しぶりになってしまいました。

 

東北一周を終え何をしていたかというと、

仲間とこれでもかと悩む5日間を過ごしたのち

あっという間に9月になったことに驚きながら

盛大に風邪とカラオケが原因で喉を潰し

中学からの友人と北海道へ行き

インターン先でのお仕事にニヤニヤし

 

そんな毎日です。

 

ね、めっちゃ楽しそうでしょ。

 

あなたが想像している楽しさの50倍は楽しいし、

ついでに言うと3倍忙しいです。

 

 

むかしっから、バッタバタと追われている時ほど

思い出すとめちゃめちゃ楽しんでいたりします。

 

要は楽しいです。

 

 

 

 

・・・っと。そんな話は今日はいいんです。

 (北海道のお話はたびログをお楽しみに。)

 

とっても小さいけれど、とっても大きい「嬉しい」があったのでお届けしますね。

 

 

今日もいつもと変わらずインターン先から退勤し帰ろうとしていたら、

たまたまタイミングよく乗りたかったバスがやってきたんです。

 

電車とバスで迷っていた私でしたが、バスで帰ろうと決めて乗り込みました。

 

乗り込んですぐに分かったんです。

 

このバスの運転手さん、とっても丁寧なひとだ。

 

バスにはよくある5分程度の遅れも、バス停ごとに

「このバスは5分ほど遅れて到着しております、大変申し訳ございません。」

「こちら◯◯◯経由◯◯◯方面のバスでございます。」

「そのほかお乗りのお客様はいらっしゃいませんでしょうか?」

 

カーブ前に

「この先左カーブをしその後すぐに右へ曲がります。揺れにご注意ください。」

 

降りる乗客一人一人に

「ありがとうございます、またどうぞ。」

 

とまりますボタンの押されていないバス停停車前には

「次のバス停◯◯◯でお降りのお客様はいらっしゃいませんでしょうか?」

 

友達がお誕生日だったこともあって携帯とにらめっこしていた私は、

このアナウンスで次が自分の停留所であることに気づきボタンを押せたんです。

 

 

ここまで丁寧に車内アナウンスを入れてくれる、しかもとっても綺麗な言葉で聞き取りやすい速さと大きさで話してくれる運転手さん、初めてでした。

 

だから、降りぎわにきちんとお礼をしたいと思って

「ありがとうございます。」

と伝えて降りました。

 

とっても珍しいことだと思います、

運転手さんとバッチリ目が合ったんです。

 

私の後ろ姿に「お気をつけて」という言葉まで添えてくれました。

 

 

 

私がその後足取りも軽やかに帰宅したのは言うまでもありません。

 

 

運転手さんのひとつひとつのちいさなちいさな所作や、言葉、表情が

私にふっくらとした優しい気持ちを与えてくれたのだとしたら。

 

私は降りぎわの挨拶だけであの運転手さんに何か贈ることができたのでしょうか。

 

 

 

そんなことを思いながら、

また会えたらと思いながら、

私もそうなりたいと思いながら、

 

「ただいま」とドアを開けたのでした。